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妊婦健診って何?
妊娠2回目ともなれば妊婦検診の頻度や健診内容などはわかっているでしょうが、初めての妊娠の場合にはわからないだらけでしょう。
妊婦健診について説明します。
Contents
婦健診について
妊婦健診について詳しく説明します。
妊婦健診とは
妊婦健診とは、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に見るためのものです。妊婦健診には以下のような目的があり、きちんと受けることでより安全な出産へとつながります。
妊婦健診は通常14回
妊婦健診は通常14回受けます。妊娠中のどの時期かによって受診の頻度は違ってきます。妊娠初期から妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週から妊娠35週までは2週間に1回、妊娠35週から出産までは週1回の受診が基本となっています。ただし、妊娠の継続や出産にリスクがあると医師が判断した場合は、もっと頻繁に通院する必要性が出てきます。
費用について
妊婦健診は健康保険が適用されないので、基本検査で約3,000~5,000円程度の費用がかかります。費用に差があるのは病院によって費用が異なるからです。血液検査などの特別な検査を行った場合は約10,000~15,000円の費用がかかります。全部で14回妊婦健診に行くとすればトータルで約10万円程度かかると考えるといいでしょう。母子手帳と一緒に交付される「妊婦健康診査受診票」、いわゆる「補助券」によって妊婦健診の費用が助成されるので無料になるときもあります。これは各自治体によって異なります。
妊婦健診内容について
妊婦健診の内容について説明します。
問診と診察
妊娠週数に合わせ、妊婦さんの体調の変化を見ていきます。トラブルが生じていればそれに合わせて薬が処方されます。
超音波ドップラー検査
超音波ドップラー装置を使って、赤ちゃんの心拍数や健康状態を調べます。元気な赤ちゃんの心拍数の目安は、妊娠末期で1分間に120~160です。
尿検査
たんぱく尿や尿糖の有無を調べます。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクがあるかどうかをみます。
体重測定
毎回測定することにより、母体や胎児の異常発見につながります。必要以上に体重が増えると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、難産になりやすくなってしまいます
血圧測定
妊婦さんの血圧を測定して、正常な範囲内にあるかを調べます。
時期に応じて行う検査
毎回ではないですが時期に応じて行う検査もあります。
内診
膣の中に指を入れて、子宮の状態をみます。出産予定日が近くなると子宮が開いているかどうかを確認します。
血液検査
血液検査は、出産までに間隔を空けて3回行います。妊娠初期に1回、妊娠24~35週の間に1回、妊娠36週以降に1回行われます。妊婦さんや赤ちゃんが健康な状態なのかや、病気になっていないかをチェックします。
子宮頸がん検診
妊娠初期に行われる子宮頸がん検診は、母子手帳の交付を受ければ、無料で検査することができます。ヘラやブラシで子宮頸部の粘膜を軽くこすり細胞を採取して、がん細胞や異形成の有無をチェックします。
クラミジア検査
妊娠30週までに1回実施します。クラミジアに感染している妊婦が経膣分娩をすると、生まれてくる赤ちゃんに感染する可能性があります。出産時に新生児が産道感染して、結膜炎や肺炎を引き起こす恐れもあるので、早期に発見して治療をすることが大切です。
まとめ
体調が良いから1回ぐらい妊婦健診を飛ばしてもいいと思う場合もあるかもしれません。しかし、妊婦健診は妊婦さんと赤ちゃんの健康状態をチェックし、トラブルを未然に防ぐ大切なものです。忙しさを理由に、健診を二の次にするのもやめましょう。